血液浄化センター
血液浄化センターについて
当院の血液浄化センターは2003年4月に開設して以来、維持期の血液透析(HD)、血液濾過透析(on-lineHDF)を中心に行っています。
笛吹市を中心とする周辺地域に根ざした地域医療を実践しています。
外来通院透析、長期入院透析や手術目的での一時的な透析治療まで幅広く対応し ております。また、無料で鑑賞できるテレビが全床についており、快適な環境を提供しています。

血液浄化センタースタッフ

当院の血液浄化センターは医師、看護師、臨床工学技士のチームです。
患者様に快適な透析医療を提供できるようにチーム一丸となって助け合い、支え合うチーム医療を目指しています。
施設紹介
当院血液浄化センターには透析用ベッドが20床あります。
月〜土曜日まで1日2部体制で、透析時間は3〜6時間の透析治療を行っております。
主に維持透析を中心に、On-lineHDFやI-HDHにも対応しており患者様に合わせた最適な治療を提供いたします。

透析設備紹介
- 多用途透析用監視装置(DCS-100NX) 19台
- 個人用多用途透析装置(DBB-100NX) 1台
- 全自動溶解装置(DAD-50NX)
- 多人数用透析液供給装置(DAB-NX) 1台
- 逆浸透水製造装置(MXR751-H) 1台
- 個人用逆浸透水製造装置(MH-500CX) 1台
透析治療について
透析治療とは、腎臓の代わりに余分な水分や老廃物を取り除いて血液をきれいにする治療法です。透析治療にはHDやHDFといった様々な治療方法があり、当院ではオンラインHDFを採用しています。
―オンライン HDF とは―
オンラインHDFは透析治療で用いられている透析液を体に補液することで、従来の透析方法と比べて、透析アミロイドーシスの予防、透析治療中の血圧低下軽減、皮膚掻痒感、下肢のつれに有効とされる透析治療です。
2012年より、オンラインHDFの実施にあたり、使用する透析液についてより厳しい水質基準が定められました。当院でも定期的なメンテナンスを実施し、患者さんへ清浄化された超純水透析液を供給できる体制を構築し、維持しています。

フットケアチームについて
透析患者さま全員を対象に、月に1回のフットチェックと、年に1回(毎年3月)のABI検査(足関節上腕血圧比)を実施しています。フットチェックの結果は、患者さんの生活背景をよく表しているため、貴重な情報収集の場です。
靴擦れや“うおのめ”、“たこ”など...足にトラブルを抱える患者さんがいる一方で、糖尿病による神経障害や血流悪化にともない、足の感覚が鈍り、傷に気づかないまま重症化してしまうケースも度々見受けられます。
私たちは、月に1回フットケアカンファレンスを開き、患者さんに関する足の情報交換や共有を行っています。観察した様子や処置の必要性について話し合うだけでなく、検査結果によっては他科受診や他医療機関への治療につなげるため、随時医師と連携をとることで異常の早期発見と対応に努めています。

フットチェックカンファレンスの様子

透析中は、ラベンダーの炭酸浴による足浴も行っています
透析リハビリ
透析患者様は、運動量の低下や合併症の併発などにより、フレイル(筋力・体力の低下)を起こしやすい傾向にあります。フレイルを予防し、住み慣れた自宅での生活を継続するために、専門の理学療法士による透析運動療法を行っております。
透析中に運動療法を行うことで、筋力・体力の向上や生命予後の改善につながります。
送迎について
当院では、透析を受けられる患者様が安心安全に通院できるよう、ご自宅から病院までの送迎サービスを行っております。
―送迎対象者―
当院で外来維持透析をされている患者様で、
・笛吹市在住の患者様
(甲府市在住の方でご希望の方はご相談ください。)
・車椅子をお使いの方もご相談ください。
